2023年09月12日 19:16

京都府福知山市は8月30日、SHIBUYA QWSにて、福知山の特産品である京野菜、万願寺とうがらしの廃棄ロスをテーマにワークショップを開催した。当日は、福知山公立大学の学生、SHIBUYA QWS会員企業など約30名が参加。福知山市及び福知山発の農業ベンチャー・Seasonによる取組発表の後、廃棄ロス活用アイデアのワークショップを実施し、様々なアイデアが生み出された。

Seasonは、万願寺とうがらしの栽培を事業の主軸とし、日本最大規模の面積で年間50トン以上を生産している。一方で、生産総量のうち、1トン以上が規格外品として出荷されないまま廃棄されている状態にあるという課題があった。

本イベントでは、この課題解決に向けて、万願寺とうがらしの規格外品をどのように活用できるか、ワークショップを行った。ワークショップで得られたアイデアとしては、「万願寺美人グミ」「伝統的だけど新しい~辛くない万願寺柚子コショウ~」「万願寺豆腐×京都アーティスト」など。

本イベントは、福知山市が産業施策のテーマとして「産業集積と技術革新のまちづくり」を掲げ、福知山公立大学と連携して行う「NEXT産業創造プログラム」の一貫として実施された。ワークショップで出されたアイデアは、今後のPBL型のプログラムの中で企業と連携しながら実現を目指す。また今後ともSHIBUYA QWSと更に連携し、都市部の企業等との連携によるイノベーシンの創出に取り組んでいく。