2023年08月07日 16:00

エッジAIカメラを提供するIntelligence Designは、小田急電鉄の協力の元、エッジAIカメラソリューション「IDEA(イデア)」を活用。新宿駅南口エリアにある「新宿サザンテラス」の通路における歩行者の通行量や属性(性別・年齢)などの人流解析の調査・解析に向けて使用開始した。
小田急電鉄では、イベント実施による通行量の変化の調査や駅周辺テナント誘致などの目的で、これまで人力による人流調査を行っていた。しかし年間で平日1日、休日1日のみの流動調査だったため、季節波動などのデータが取得できず、正確に分析ができないという課題があった。また、人力で人流データの取得を実施する場合、人が張り付くため費用が掛かることに加え、24時間正確にカウントすることには限界があった。
前回行ったAIカメラ導入の実証実験では、毎年秋から冬にかけて開催されるイルミネーションのイベントに合わせて人流調査・解析を実施。現在行っている実証実験では、年間を通してAIカメラを設置し解析するため、従来の調査では行うことが難しかった365日24時間データ取得を行い、より精度の高い人流解析を行うことが可能になる。
小田急電鉄では、「従来は人の経験や感覚といった定性的な情報を、データとしてきちんと定量的に可視化することができたのは大きな成果。今後、テナントとの賃料交渉時やイベント出店の投資対効果を示す際に活用していきたい」とコメントした。導入事例の詳細はこちら。