2023年07月31日 09:44

埼玉県神川町とマーケットエンタープライズは、7月28日、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートする。

神川町では、人口減少等により、排出されたごみの総量は減少傾向にあるものの、粗大ごみは近年増加傾向にあり、まだ利用可能なものを捨てずに排出量削減につなげられるリユース施策の導入を検討していた。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心に事業展開しており、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で神川町が働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。

「おいくら」は、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームで。不要品を売りたい人が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができる。

神川町では、クリーンセンターへの自己搬入と戸別収集で粗大ごみの回収を行なっている。戸別収集では、「自力で運び出すのが難しいので、自宅に入って不要品を運び出してほしい」という相談が寄せられていた。「おいくら」は、希望すれば、自宅の中まで訪問し対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになる。なお、町民のサービス利用に関する費用負担はもちろん、神川町の費用負担もない。

7月28日より、神川町ホームページ内に「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。

神川町ホームページ