2023年07月27日 16:02

東急文化村が運営する複合文化施設「Bunkamura」は、長野県佐久穂町で日本初のイエナプラン教育を行う大日向中学校の中心的活動「ワールドオリエンテーション」にて、「Bunkamura×大日向中学校 探究型・芸術体感プログラム」を実施中。

本プログラムでは、写真の鑑賞と分析、撮影体験から視覚的表現を学び、さらには自身で撮影した写真に込めた意図の解説や発表することで、言語コミュニケーションスキルも高めていく。その目的は、本物の芸術作品に触れることで得られる感性や創造性を磨くだけではなく、探究のプロセスを通して文化・芸術に対する関心や理解を深め、豊かな表現力を育てること。

このたび、光とトーンを活かした優しい作風で人気の写真家・かくたみほさんを講師に招き、6月29日には、大日向中学校で事前ワークショップを実施。ライターの作風や自分の撮りたいイメージで写真を撮るポイントを学んでから、生徒たちは7月14日に渋谷での撮影会に臨んだ。撮影を終えた生徒たちは「楽しかった」「渋谷ならではの風景を撮影できて面白かった」と充実した面持ちで撮影会を振り返った。

撮影会に同行したかくたさんも「みんな事前ワークショップの時よりも今日の方がイキイキしていて、サポートが必要ないくらい自主的に撮影していました」と生徒の意欲的な姿勢を喜んでいた。この後、渋谷と佐久穂の街で撮影したスナップ写真などを使い、生徒自身がキュレーションする写真展を同校の所在地に隣接する佐久市内で秋頃開催する予定。