2023年05月26日 16:18

SB プレイヤーズの子会社で農業事業を展開する「たねまき」社の関連会社である「たねまき常総」は、茨城県常総市内に日本最大級のミニトマトの生産拠点を完工。5月下旬より、出荷を開始することとなった。

たねまき、たねまき常総は、テクノロジーの活用による持続可能な農業の創出、地域活性化を目指し事業を展開している。2023年2月に、たねまき常総の大規模なミニトマトの生産拠点が完工し、このたび、初出荷を迎える。敷地面積は約7ha、収量は年間約1000トンを予定しており、日本最大級のミニトマトの生産拠点として栽培を行う。

たねまき常総の施設では、最先端の環境制御システムを導入。二酸化炭素濃度や気温、湿度など、栽培に必要な条件をセンサーが感知し、それらの数値をもとにコンピューターが植物にとって最適な環境を24時間コントロールする。また、労務や作業の管理に関するシステム開発も自社で行い、働きやすい環境を作り出すとともに、栽培に必要なデータを蓄積。こうしたテクノロジーの活用により、これまで「経験や勘」に頼ることの多かった農業から、誰でも働くことのできる、持続可能な農業への変革を図る。

また、たねまきでは雇用機会の創出にも取り組んでいる。今回の大規模な農場の稼働に伴い、たねまき常総農場での180人規模の採用を実現し、地域雇用にも貢献。今後は、今回完工した農場の他にも日本各地への拠点の設立や、栽培品目の拡大も予定しており、持続可能な農業の創出ならびに地域活性化に貢献する取り組みを進める。