2023年05月26日 16:12

ナビタイムジャパンは、ドライブレコーダーアプリ「AiRCAM」にて、5月26日より、ドライブレコーダーで撮影している映像を画像認識AIでリアルタイムに解析。道路標示・標識や、横断歩道内の歩行者を検知して、事前に走行速度を注意喚起する機能を提供開始する。

走行中に、道路に書かれた道路標示の「ダイヤマーク」(横断歩道又は自転車横断帯あり)を検知。AR表示と「この先、横断歩道があります。スピードにご注意ください」という音声で注意喚起する。さらに信号機のない横断歩道にて、道路標識の「横断歩道・自転車横断帯」と、横断歩道内に歩行者がいるかどうかを検知し、警告音で注意喚起。本機能はAndroid OS向け「AiRCAM」にて先行対応し、iOS向けにも7月頃の対応を予定している。

運転者には、横断歩道手前での減速義務や停止義務があるが、横断歩行者等妨害等違反の取締件数は年々増加。2022年には約34万件で、2018年に比べて約1.9倍となっている。また、信号機のない横断歩道で、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は39.8%で、約6割の車は停止していない、という調査結果も。

横断歩道に気づかないケースや、歩行者や自転車が横断しようとしている時には一時停止をして道を譲らなければならない。この交通ルールを徹底できるよう、事前の注意喚起や、歩行者を認識した警告音の発信をすることで、ドライバーの法令順守や歩行者との交通事故削減に寄与する。