2023年05月24日 20:21
過疎化先進県の鳥取では、サウナやキャンプによる地域振興に注力。当たり前のようにある豊かな自然に新たな価値を見出し産業化していくことに、県外からの視点や経験が生かされている。一向平キャンプ場では、6月9日まで期間限定で実施される琴浦町での地域おこし協力隊の新コース募集に協力。キャンプ場でも同期間、アウトドア×地方創生を呼びかけるPRキャンペーンを展開する。
中国地方最高峰の大山東側にある一向平(いっこうがなる)キャンプ場では、2020年秋、自然との一体感を満喫できる本格的なフィンランドサウナを開設。全国から多くのサウナ―が訪れる場所になった。
その一人が、日本を代表するアウフギーサーの五塔熱子さん。自分の理想が実現できる環境を求め、2021年春、関東からの移住を発表。決断の下支えとなったのは、Nature Saunaがある鳥取県琴浦町の地域おこし協力隊員に任用されたこと。二つの名前と立場をもった彼女は「琴浦町から日本のサウナを盛り上げる」、その言葉どおりの活躍を始める。
担う業務は「アウトドアツーリズムによる地域振興」。さらに、琴浦町役場で一緒に働く若手行政マン・谷田明日香さんが、昨年12月、内閣府主催の地方創生アイデアコンテストで優秀賞を獲得。アイデアの具現化として、総務省の地域おこし協力隊制度を活用した「アウトドア起業塾」コースの募集が2023年春に決定。琴浦町では、9月に着任可能な1名を獲得するため、5月22日から6月9日までの期間限定で募集を実施する。詳しくはこちら。