2023年05月25日 09:01

特許庁は、5月24日より、知財専門家の派遣を希望するベンチャーキャピタル(VC)の公募を開始する。※本事業におけるVCとは、スタートアップへ出資する投資活動を行う企業を指すが、主として投資事業を行う企業だけでなく、事業会社が保有するコーポレートVC部門等も含む。

本プログラムは、VCへ弁理士・弁護士といった知財専門家を派遣し、VCを通じたスタートアップへの知財戦略構築等の支援を行うプログラム。スタートアップが、革新的な技術やアイデアをもとにビジネスを成長させていくためには、これらの知財を戦略的に保護し、活用していくことが重要だ。しかし、スタートアップにおいては、知財に関する知識を持っていなかったり、知財戦略の立案等にかけるリソースが不足していたりするため、コアとなる知財が十分に保護・活用されず、競争力を失ってしまうという課題がある。

そこで、スタートアップの多くがVCからビジネス面の助言やハンズオン支援を受けていることに着目し、VCが事業計画も踏まえた知財戦略構築等の支援を併せて実施できるようになることを目標とする本プログラムを開始した。本プログラムでは、派遣された知財専門家がVCと協働して、スタートアップに対して事業戦略に連動した知財戦略構築等の支援を行うことにより、スタートアップの成長を加速させる。

応募期間は5月24日~6月21日。採択社数は10社程度。公募説明会を53111時~11時半、オンライン配信(Teams)にて開催。53018日まで申込受付。

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