2023年05月23日 15:36

サティスファクトリーは、廃プラスチックの国内循環を企業と協創する「CO2 5000t削減プロジェクト」において、2022年度に年間4375tのCO2排出を削減した。

2020年に開始した「CO2 5000t削減プロジェクト」は、事業活動で排出されるCO2に着目し、参加企業と共にCO2排出削減に取り組むプロジェクト。普段利用しているごみ袋に代わり、廃プラスチック由来の再生材を99%使用したサステナブルごみ袋「FUROSHIKI」を使用。これにより、化石燃料由来のバージン原料の使用を抑制し、その環境負荷の低減分をCO2排出量として算出する。

また、「FUROSHIKI」の原料になる廃プラスチック(主にストレッチフィルムなどのポリエチレン)を提供することで、焼却や埋め立てなどの処分が回避でき、その環境負荷の低減分CO2排出量として算出。こうした、すぐに始められる具体的なアクションを提供することで、石油資源の利用抑制と焼却処分の回避に伴うCO2排出削減を目指している。

このたび、2022年4月1日~2023年3月31日に、約1万1000の事業所が参画して「FUROSHIKI」の使用と原材料の提供に取り組み、合計4375tのCO2排出を削減した。本値は年間目標に対して達成率87.5%であり、目標には一歩及ばなかったが、2020年のプロジェクト始動以来、年間で最高値を記録した。

今後は結果の検証により対象品目や資源循環の仕組みを広げ、2023年度に100%達成を実現する。またこの実行にあたっては、定量的にCO2排出を削減したい企業を募集し、インフラプロバイダーとして脱炭素社会に貢献していく。