2023年05月23日 12:54

日本空港ビルデングは、5月29日より、聴覚障害者等が利用する「電話リレーサービス」を、国内空港では初となる実証実験を開始する。

同社では2017年12月~2023年3月末まで、日本財団と連携。公共インフラとしての「電話リレーサービス」の前身となるモデルプロジェクトを多くの人に知ってもらうため、第1・第2ターミナルに、国内初となる手話対応型公衆電話ボックス「手話フォン」を設置。多くの人に利用されてきた。現在「手話フォン」サービスの提供は終了しており、新たに「電話リレーサービス」を提供する。

「電話リレーサービス」は、聴覚や発話に困難のある人と、聴覚障害者等以外の人の会話を、通訳オペレータが「手話」または「文字」と「音声」を通訳。それによって、電話で即時双方向につながることができるユニバーサルサービス(なお、きこえない人が利用するには専用番号の取得が必要)。

今般の実証実験では、日本財団電話リレーサービスの協力を得て、羽田空港のターミナルを運営する同社が、専用番号を取得することで実証実験が可能となる。実証実験に係る電話リレーサービスは、5月29日~2024年3月31日まで。提供場所は、羽田空港第1・第2ターミナル 地下1階案内カウンター、提供時間は6時~20時。案内カウンターにてコンシェルジュへ申し出ると、専用端末にて無料で利用できる(日本国内での通話のみ)。詳しくはこちら