2023年05月23日 09:46

日本フィランソロピック財団は、5月22日、第1回「日本みどりのゆび舞台芸術賞」の公募を開始した。

日本フィランソロピック財団は、2020年に設立、社会貢献事業への資金提供を目的として、寄附を募り、それを基金として管理運営し、助成、奨学金、顕彰などを行う事業を行っている。寄附者ひとりひとりの「おもい」を「意義ある寄附」として大きく育み、未来への投資としてより豊かな社会の創造を目指している。

演劇は、人々に感動や生きる喜びをもたらして人生を豊かにし、社会を活性化する上で大きな力にもなる素晴らしい芸術文化。だが、日本では演劇界を支援する活動や仕組みが足りていない。最近では追い討ちをかけるように、新型コロナウィルスによる舞台演劇の相次ぐ公演中止という打撃もあった。そこで、劇団や公演活動を支援したい演劇を愛する人たちの熱いおもいで設立されたのが「日本みどりのゆび舞台芸術賞」だ。国内で優れた演劇活動を行う劇団への表彰を通じ、劇団の知名度の向上と財政的な困難の克服を支援することを目的としている。

表彰された劇団には、それぞれ「大賞」1本(副賞250万円)、「HOPE賞」2本(副賞120万円)、「選考委員賞」5本(副賞15万円)が贈られる。基金の名称にもある「みどりのゆび」はフランス児童文学の名作「みどりのゆび」に由来する。この基金が美しい演劇の花を咲かせ、日本の演劇の未来がより一層輝くようにという寄付者のおもいが込められている。

公募締切は6月30日17時(Eメールタイムスタンプ有効/郵送必着)。

日本みどりのゆび舞台芸術賞