2023年05月22日 16:17

山梨県北杜市武川町に、官民一体となり、日本でも単一圃場規模としては日本最大級となる醸造用葡萄圃場の造成が開始されている。これは、山梨県北杜市とワインの製造・販売を行うフジクレールワイナリーによるもの。

「フジクレールワイナリー武川町新圃場」、面積は約40ヘクタール、試験圃場葡萄品種は、甲州、マスカット・ベーリーA、シャルドネ、ピノ・ノワール、リースリングなど。このたび造成工事の皮切りとして、整備が完了した試験圃場にて、葡萄苗木を植える地鎮祭が5月21日に、関係者約60名の出席により執り行われた。

地鎮祭において、北杜市長の上村英司さんは、「武川町において、更なる規模拡大を図り、フジクレールワイナリー社にとっての大きなチャレンジが始まろうとしている。北杜市では、北杜の個性に溢れる世界に誇る品質の高いワインを生産する産地を目指して、循環型農業や有機農業を推進。安心安全で、北杜らしい個性を持ったワインを生産する取り組みを進めていく」と語った。

また、フジクレールワイナリー代表取締役の澤村貫太さんは、「気候変動による、葡萄の生育環境の変化に対応すべく、この武川町中山地区は、適地であると確信している。地球に優しく持続可能な産業と生活を山梨県北杜市から発信し、そして100年続く事業として完遂させる覚悟で挑む」とコメントした。