コメリは、地域住民への「ご恩返し」として、利益の１％相当額を社会貢献活動へ寄付する「コメリ緑資金」を1990年に設立し、以来33年間継続している。コメリ緑資金では、美術の発展や振興、次代を担う作家の育成や支援を行う「公益財団法人美術育成財団雪梁舎（雪梁舎）」の活動へ助成を行ってきた。この度、雪梁舎が主催する「設立30周年記念　Miyata　-金工　宮田家のはじまりから、その先へ-　」を、雪梁舎美術館にて開催することが決定した。

1500坪の焼鮒公園内にある、純日本建築の雪梁舎美術館。美術館としてはめずらしい86畳敷きの畳の展示室や、天井高く手斧ハツリの梁のわたる展示室があり、年間を通して様々な企画展を開催している。また、常設展示室としてマイセンの部屋、シャガールの部屋がある。館を取り巻く庭園では、四季折々の花木が咲き、夏には池を大輪の蓮の花が覆いつくす。

本館でこのたび開催されるのは、新潟が誇る金工作家・宮田家の展覧会。初代・宮田藍堂は、本間琢齋のもとで蠟型鋳造の技術を身につけたのち上京し、帰郷後も芸術性を高め佐渡に宮田家ありという芸術集団を作り上げていった。その門下には、佐々木象堂をはじめ多くの逸材がいる。

本展では、雪梁舎美術館で所蔵する作品のほか、県内外の美術館や個人から作品を借り、また現存三作家の最新作を含め、約100点を展示。壮大な金工芸術の世界を一堂に展観することができる。詳しくはこちら。