2023年05月19日 12:52

小田急電鉄は、2023年9月から2024年8月まで「小田急マルシェ善行1」にて、不登校の時間で将来の自立を支援するオルタナティブスクール「AOi(アオイ)スクール」をプレ開校する。また、この取り組みについて後押しする人を募集するクラウドファンディングを、5月19日、開始した。

小中学生の不登校は、文部科学省が「コロナ禍による環境変化が子どもに大きな影響を及ぼしたことがうかがえる」と分析するなど、増加傾向が続いている社会課題。これに対し、不登校経験を持つ二人の現役運転士が、社内事業アイデア公募制度を通じて取り組むのが「AOiスクール」。

小学4年生から中学3年生を対象に、子どもの好きなこと、やりたいことを突き詰めることの意義を伝える。両名は不登校の間を好きなことに関わる時間として、鉄道を調べたり電車に乗ったりする体験に充て、現在は小田急の運転士として日々活躍している。好きなことに夢中になり、それをきっかけに人生を切り開いた経験を生かし、電車が動く仕組みや鉄道の仕事をテーマにしながら、将来の仕事にもなりえるスキルを伝え、好きを学んでもらう。

また同社は、鉄道以外にまちづくりなどの多様な事業を展開しており、幅広いテーマで子どもの興味・関心を育むほか、将来的にはオンラインでの参加など学校とも両立できる場所を目指す。詳しくはこちら