2023年05月16日 09:48

日立チャネルソリューションズは、5月15日、新型「服薬支援ロボ」の販売を開始する。

「服薬支援ロボ」は、高齢者や服薬に介助が必要な人のために、設定した時間に音声案内と画面表示で服薬をアナウンスし、装置内にセットされた薬を取り出すことで、薬の飲み忘れや飲み間違い、飲み過ぎの予防に利用されている。正しい服薬を支援するとともに、服薬介助や配薬を効率化でき、家族や施設職員の負担軽減につながっている。「服薬支援ロボ」は、訪問薬剤を受けている人の個人宅や介護施設に設置される。調剤薬局から本装置を利用者に貸し出されるケースが多く、薬剤師が月1~4回程度、あらかじめ薬を補充したカセットを持ち込み、空のカセットと交換する運用が行われる。

日立チャネルソリューションズは、現在約6000台が稼働する服薬支援装置「服薬支援ロボ」を、多くの利用者の声を活かし新たに開発し、操作性と利便性向上などより使いやすく進化させた。新型「服薬支援ロボ」は、柔軟なスケジュール管理や薬の一括補充を実現し、利用者の利便性を向上するとともに、これまで以上に装置が取り扱いやすくなった。具体的には、服薬スケジュールは服薬時間ごとの設定を可能にし、外出など利用者の個別の予定にきめ細やかに対応できる。薬の補充に際しては、一度に4カセットを一括で交換できるため作業を効率化する。加えて、Wi-Fi機能の搭載が可能になった。今後はネットワークを利用した、リモートでの服薬支援などのサービス提供を検討していく。

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