コモンビートは、全国で6800人の市民が舞台に上がり、観客動員は23万人を超える、日本最大規模の市民ミュージカルプログラムを運営するNPO法人。活動20周年を迎えた今年3月、ダイバーシティ＆インクルージョン推進を加速するため、新プロジェクト「Musical For All–あらゆるひとに参加と鑑賞の機会を」を立ち上げた。

目指すのは、ミュージカルをとりまく「多様性」の幅を広げること。その最初のステップとして、見えない人、聞こえない人が、ミュージカルを鑑賞するために必要となる「音声ガイド」と「字幕」を制作する。また会場受付にはリレーションセンターを設置し、サービス介助士を常駐し、配慮が必要な方々が困った時には、問い合わせができるように運営体制を整備する。

費用は、購入型クラウドファンディングで調達するとして、「見えない・聞こえない人がミュージカル観劇するためのアクセシビリティを整備したい！」を開始。300万円を目標に、調達した資金は手数料とリターン原価を除いて、音声ガイド・字幕制作等のアクセシビリティ整備のための費用として使用する。

また、経済的な理由で劇場に来づらい人や子どもたちを公演に無料招待するために、7月よりマンスリーサポーターも募集。市民が起点となって、あらゆる市民がエンターテイメントを享受するためのこの取り組みを応援する、企業やパートナー団体も募集する。プロジェクトはこちら。