2023年04月19日 15:37

次世代型アグリテインメントプラットフォーム「grow」を展開するプランティオは、国内外で70店舗以上の飲食事業を展開するゼットン社と、Farm to Tableの実装に向けた実証実験を開始する。
実証実験ではゼットン渋谷本社の屋上にプランターを15基設置し、プランティオが開発しているgrowCONNECT及びgrowGOを使って野菜を栽培/収穫。そこから得られる経験や収穫物を通して、Farm to Tableの実現に向けた課題などの抽出を行う。
Farm to Table、「農園から食卓へ」と訳されるこの言葉は、本来的な意味合いは「その場で育てたものを、その場で食べる」。Farm to Tableは言わば究極の地産地消であり、フードマイレージがゼロな食材調達方法であるとも言える。Farm to Tableを実施することで、生産地から消費地への輸送削減によるCO2排出量の減少、箱詰めや包装などの資材の削減といった環境に配慮した食材を提供することが可能。
また「その場で育てたものを、その場で収穫し、その場で食べる」という体験自体も日本には前例が非常に少なく、レストランにおける付加価値に資するものであると考える。将来的にはゼットンが運営する国内レストラン、公園事業などにシェアリングIoT農園をインストール。「誰もが楽しく野菜を育てて、美味しく食べながら環境貢献ができる社会」という「新しい食の形」の達成を目指し、その一歩として今回の実証実験を実施する。