2023年03月17日 12:47

エルライン・ユアサ商事・connectome.designの3社では、AIによる画像認識を用いた仮設資材の数量カウントシステムを開発した。

従来、仮設資材の返却時には数名の作業員が手作業で分類・カウントしており、数日の時間を要していた。また、カウント作業が遅延することでレンタル品の貸し出しの回転率が下がり、売上の機会損失につながっているという課題があった。本システムの開発目的は、AIの画像認識を用いて、レンタル会社や建設現場における資材・機材・機械の数量確認をスマートフォンで可能にすること。それにより、タイムリーなデータ管理と大幅な省力化・労働時間の短縮を実現する。

本システムはエルラインが開発を進めているITプラットフォームに搭載され、2024~2025年度のリリースを予定している。今後、同社は、建設業界の専門工事会社領域におけるDXを目指し、本プラットフォームを含むプロダクトの企画・開発・運用を行う。また、ユアサ商事はそのプロダクトのビジネスコーディネートを、connectome.designはプラットフォームデータを用いた様々なAIモデルの開発を3社協力のもと進めていく予定。

エルラインの考えるニュースタンダードとは、資材調達から現場施工まで一貫して管理運営が可能なアプリを中心として専門工事会社全体をDX化すること。DXに取り残されがちな建設業界を下支えする専門工事会社全体を牽引する。