2023年03月10日 19:53

CS放送局「衛星劇場」では、2022年11月3日~20日東京・世田谷パブリックシアター他で上演された舞台「夏の砂の上」を、3月26日にテレビ初放送する。

本作は、1999年読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞した松田正隆さんの代表作のひとつを、栗山民也さんが演出したもの。主人公と彼を取り巻く人物たちの間で交わされる会話からあぶり出される、登場人物たちの繊細な心模様を描く。田中さんが演じるのは、主人公・小浦治。「CHIMERICA チャイメリカ」から3年ぶりに栗山演出に挑む。

ある地方都市、坂のある街。坂にへばりつく家々は、港を臨む。港には錆びついた造船所。夏の日。造船所の職を失い、妻・恵子に捨てられた小浦治のもとに、家を出た恵子が現れる。恵子は4歳で亡くなった息子の位牌を引き取りに訪れたのだが、治は薄々、元同僚と恵子の関係に気づいていた。その時、治の妹・阿佐子が16歳の娘・優子と共に東京からやってくる。阿佐子は借金返済のため福岡でスナックを開くと言い、治に優子を押し付けるように預けて出て行ってしまう。治と優子の同居生活が始まる…。

なお放送の映像は、配信版とは別編集バージョン。本編終了後には田中圭さん、西田尚美さん、山田杏奈さんのスペシャルインタビューも放送。さらに、3月12日には田中圭さんが2021年に出演した舞台「もしも命が描けたら」も放送する。詳しくはこちら