2023年03月08日 15:29

Eco-Porkは、日清丸紅飼料とパートナーシップを締結し、日清丸紅飼料がこれまで販売してきた養豚生産管理ソフト「MN-FIS」をOEM受託。「MN-Porker」の名称で4月から販売し、日清丸紅飼料はMN-FISからの移行を促進していく。

昨今の諸費用の高騰や担い手不足といった課題に直面し、養豚農家はコスト削減や生産性改善の必要性に迫られている。生産管理ソフトを活用したスマート農業化はその解決手法のひとつ。両社が手を組み、それぞれが持つ生産管理ソフトのノウハウを統合することで、養豚現場のDXを推し進める。

「MN-FIS」は日清丸紅飼料が独自開発した農場生産管理ソフト。養豚用・養鶏および特定顧客向け養牛用があり、養豚用は、繁殖成績管理がメイン。2022年12月時点で、約6%の国内シェアがある。一方、同社が提供する養豚経営支援システム「AI Farm Manager Porker」は繁殖から離乳、肥育まで養豚の全フェーズを管理することができ、2022年12月での国内シェアは約10%。

「MN-FIS」利用者から「肥育成績管理も行いたい」という要望が以前からあったことを受け、「MN-FIS」の進化版「MN-Porker」を開発することになった。「MN FIS」から「MN-Porker」に切り替わる事で、あらたに「肥育管理機能」が追加。出産から出荷までの一元管理が可能になる。また、クラウド機能によりいろいろな人が同時共有され、IoTとも繋がるようになる。「MN-Porker」は2023年4月発売予定。