2023年03月03日 12:48

全国社会福祉法人経営者協議会は、2月28日、プレゼンで日本一の福祉ヒーローを決める全国大会「社会福祉ヒーローズ トーキョー 2022」を、東京の会場で開催した。

社会福祉版の甲子園ともいえる「社会福祉ヒーローズ」賞は、全国社会福祉法人経営者協議会が福祉の魅力発信を目的に、2018年3月に創設した。介護、保育、障がい者支援などに従事する20~30代の若手職員が対象となる。5回目の今回、全国各地から過去最多の68人から応募があった。応募の中から、「創意工夫を凝らした新たな福祉」に挑戦する、6県(千葉・神奈川・兵庫・岡山・島根・大分)の6人に、2022年度の「社会福祉ヒーローズ」賞を授与している。

選抜されたファイナリスト6人は、全国各地から集結し、地域での活動や実践している挑戦(介護・保育・障がい者支援等)について、ステージで熱くスピーチした。大学教授や福祉関連の学生起業家ら会場の有識者に加え、オンライン中継を視聴した大学生や専門学生らが投票を行い、最多得票者の稲葉夏輝さんが、最優秀賞「ベストヒーロー賞」の栄冠を手にしている。相談員・介護福祉士の稲葉さんは、兵庫県丹波篠山市の社会福祉法人「福住山ゆりの里」に勤務。SNSを通じ、施設の日常生活を発信し、介護の仕事の魅力を広げることに挑戦している。受賞スピーチで、「福祉の魅力がたくさんの方に伝わるように、一生懸命、そして楽しんで、お年寄りと接して、SNSで発信していき、これからたくさんの方が福祉を仕事にしたいと思ってもらえるような投稿を引き続きしていきたい」と、未来への抱負を語った。

社会福祉ヒーローズ