2023年02月13日 13:01

「持続可能な少子高齢社会の実現」をミッションに掲げ、ケアテック事業等を展開するウェルモは、福岡市が実施する「令和4年度 介護事務効率化支援事業」に採択された。

2025年には、全国で32万人もの介護人材不足が予測されており、業界内における人材の定着が喫緊の課題とされる中、介護分野における「生産性向上」や「ICTの利活用推進」が求められている。介護現場では「紙媒体による引継ぎ」や「FAXによる連絡」等、アナログな部分を、いかにデジタル化するかが課題。加えて、従事者の年齢のボリューム層が40歳以上であることも業界の特色としてあり、デジタル/ICT化の定着が進んでいない一因とも指摘されている。

そのため今回の事業では、福岡市内の訪問介護事業所にスマホを無償貸与し、これまでメールや電話で行っていた事業所内の連絡をビジネスチャットツールに置き換える。また、ビジネスチャットツールに「LINE WORKS」を導入し、これまで電話や口頭で行っていた連絡を「LINE WORKS」上のコミュニケーションに置き換えてもらう。

さらに本事業の実施前後において、これまで事業所内の連携にかかっていたコスト(手間/時間)を比較し、事務効率化への寄与について実証を図る。実証終了後、各事業所が業務にスマホの本格導入を行うことを目指す。それにより、事務効率化/労働負担の減少を推進し、労働環境改善による人材の定着・確保を目指す。