ガイアックスは箱根湯本芸能組合と協業し、「芸者NFT」の販売を全世界の伝統文化の保全に興味を持つ人たち向けに始める。文献や映画などで実際に認知されていることもあり、海外から見た日本では「ニンジャ」や「サムライ」と並んで「ゲイシャ」が有名。

実際に2019年に同社が手掛けた箱根での芸者イベントショーでは、オープン後より過半数が訪日外国人旅行者だった。また、コロナ後に開始したオンラインで芸者と話ができるサービスは、日本語でのサイトオープンだったにも関わらず、海外からの予約が殺到。2カ月先のチケットが完売した実績がある。

今回はそのような海外からの応援の気持ちを形にすべく、アクセス権としてのNFTを発行。芸者文化の継承を応援したい人たちが集まるサークル（DAO）の運営により、気持ちを応援に変えていくことを実現する。NFTの資金の使いみちは基本的には芸者衆の活動応援資金に利用する予定だが、NFT購入者には様々な特典を用意する想定。芸者を始めとした日本伝統文化を応援するサークルへの参加や、「一見さんお断り」バーへのアクセス権・紹介券、日本文化オンライン講座の受講、特定の個人の芸者の応援など。

NFTの発行は今春を予定。最新情報についてはこちら。今回は箱根芸者衆を中心とした取り組みになるが、今後、他の花街への展開や他の日本伝統文化保全の取り組みも視野に入れている。