2023年01月31日 15:47

oVice社と武蔵野大学は、1月31日、大学教育におけるメタバースの活用に向けて、包括連携協定を締結した。oViceが教育機関との包括連携協定をするのは初めてとなる。今後、2024年のメタバースキャンパス開設に向けて将来像を緊密に確認し合いながら、メタバースの技術進化や運用事例を相互に共有し、教育業界におけるメタバースの様々な可能性を追求していく。

「oVice」はウェブ上で自分のアバターを自由に動かし、相手のアバターに近づけることで簡単に話しかけられる2次元のバーチャル空間。2020年8月のサービス開始以降、さまざまな場面での活用が進み、2022年10月時点で発行スペース数は3万5000件を突破。現在までに2300社が導入し、毎日6万人以上が利用している。

一方、武蔵野大学はAI時代を生き抜く学生への情報教育及び教育改革を行うため、2019年に情報教育改革を行うセンターを設立した。2020年から全学生に「AI」「データサイエンス」科目を必修化。2021年には「副専攻AI活用エキスパートコース」を設置するなど、常に大学教育の改革を進めている。

今回の協定締結により、武蔵野大学は創立100周年記念事業プロジェクトの一つとして、武蔵野・有明・千代田に続く第4のキャンパスをメタバース上に開設。将来的にメタバースキャンパスをグローバル展開し、学修者に合わせた教育サービスの提供を目指す。またoVice社は、同大学での運用事例を通じて知見を集め、「oVice」の機能開発やサービス展開への活用を目指す。