2023年01月27日 09:30

Ridilover(リディラバ)代表取締役・安部敏樹さん、アソビュー代表執行役員CEO・山野智久さん、こうゆう(花まる学習会)代表・高濱正伸さん、ならびに慶應義塾大学総合政策部・中室牧子教授は、1月26日、「子どもの体験格差解消プロジェクト」を発足する。

近年、協調性や忍耐力など、数値では測れない能力=非認知能力の重要性が訴えられている。文科省が実施した調査によると、非認知能力は、子どもの頃の自然体験や地域活動等の体験の有無によっても変化することが明らかになっている。しかし、こうした体験を得ることが難しい環境にいる子どもたちがいる。近年の社会情勢の変化が、経済的困窮・社会的に孤立しやすい環境にある子どもたちが直面する「体験格差」をさらに深刻なものとしている。こうした「体験格差」は、例えば子どもたちの学習や食に関する困難に比べ、認知が進んでおらず、支援体制が十分とは言い難い状況にある。

「子どもの体験格差解消プロジェクト」は、経済的困窮や不登校など厳しい境遇にある子どもたちが「自分らしく生きる力」を育めるよう、多様な体験を提供し、日本の子どもたちが直面する体験格差の課題解消を目指すプロジェクト。アソビュー、リディラバ、花まる学習会、慶應義塾大学の4者が連携、それぞれの強みを活かし、体験格差のない社会の実現に向けて様々な取り組みを行っていく。まずは、2025年3月末までの3年間で子どもたち1000名への体験機会提供と、政策提言に向けた「子どもと体験」に関する実態調査の実施を目指すとともに、運営資金の調達を行う。

プロジェクト始動日は1月26日。

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