2023年01月25日 15:20

奈良 蔦屋書店では、2月7日~3月15日の期間、就労継続支援A型事業所「TERAS」が制作する刺し子ブランドのポップアップを開催する。このたび紹介するのは、日本の伝統工芸である刺し子の技術と100年の歴史を持つ古布を用い、個性的で洗練された作品を生み出している刺し子ブランド「TERAS」。

同ブランドでは、障がいのある人が、ものづくりを通していきいきと輝ける未来を照らしたいという想いから「TERAS」をブランド名に冠し、オリジナルの刺し子表現を発信している。こだわっているのは「サステナブル・温故知新・個性豊かな温もり」。100年以上前の古布をはじめ、使われなくなった布を用いたTERASのアイテム。無理なく無駄なく製作できる計画を立てて実行することも重要視。「生まれたものを使い続ける」の精神を大切に、持続可能なものづくりに努めている。

奈良で初めてとなる今回の展示販売では、一つひとつに手間と時間をかけて「用の美」を追求した「アトリエライン」と、ハンドメイドならではの温もりを気軽に楽しめる「ベーシックライン」が登場。デザイン性に優れ、なおかつ日常に使いやすいアイテムを多彩に展開する。

バッグを中心に、Tシャツや小物など、刺し子の特性を活かした丈夫さと繊細さ、温かみを兼ね備えたアイテムを厳選して紹介。小さな布の一枚一枚、細かな縫い目の一つひとつに込められた作り手の思いを感じながら、永く美しく、愛着の湧く逸品を見ることができる。