2023年01月24日 12:29

大日本印刷(DNP)とグループ会社のDNPアイディーシステム(IDS)は、西日本フードと共同で、リモート環境で運転者のアルコール検査と確認業務(点呼)を行う実証実験を2月1日から実施する。

西日本フードは2019年から、運転者のアルコール検査と点呼を、「DNP安全運転管理サポートシステム(VD-3)」を使って対面で実施してきた。一方で、オフィスに立ち寄らない運転者への対応や記録の保存に課題があった。「DNP安全運転管理アプリケーションmamoru」は、スマートフォンにアルコール検知器を接続して、短時間でアルコールチェックを行うことができる。そこで本アプリを併用した実証実験を行い、さまざまな業務形態に応じたアルコール検査の運用・管理方法を検証する。

実証実験では、出張などオフィスに立ち寄らずに社用車を使用する社員を対象に、本社にて2月1日~3月31日の期間での実施を予定。リモート環境でのアルコールチェック、健康状態等の確認、運転免許証を使用した本人認証や有効性の確認、なりすまし防止機能の検証などを行う。これにより、スマートフォンとアルコール検知器を使ったアルコールチェックや確認項目の回答しやすさ、通信状況による障害の有無、記録の保存や管理の簡便さなどを検証。

コンプライアンス(法令遵守)の一層の徹底が求められるなか、本アプリにより、社員の無免許運転(不携帯・有効期限切れ)や飲酒運転等を未然に防止。さまざまな業務形態に対応したアルコール検査の運用・管理をサポートする。