2023年01月11日 09:05

旭化成不動産レジデンスとOpenStreetは、旭化成不動産レジデンスの管理物件「ヘーベルメゾン」3か所へ、OpenStreetが展開しているシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」のステーションを試験的に導入した。

2017年5月1日より施行された自転車活用推進法において、シェアサイクル施設の整備は重点施策として位置づけられている。今回、自転車の貸出・返却拠点となるステーションを導入した杉並区は、南北の移動手段の拡充が課題とされている。

また、若年層の車離れ、大規模災害時の移動手段としての活用が広まったことなどを背景にシェアサイクルサービスが注目されている。シェアサイクルは数年前に比べると普及が進んでいるが、その十分な利便性を享受するためにはこれまで以上に街のあらゆる区画にステーションを設置していく必要がある。

そこで首都圏を中心に11万戸超の管理物件を有する旭化成不動産レジデンスは、ヘーベルメゾンの空き駐車場にステーションを設置することで、シェアサイクルサービスの利便性向上と普及に貢献できると考えた。ステーションを設置したヘーベルメゾン入居者および地域の人々には利便性の高い移動手段としてシェアサイクルを活用してもらうことができる。

また、自転車は、化石燃料由来のエネルギーを消費せず、脱炭素社会の実現にも貢献する移動手段であるため、設置場所を提供しているヘーベルメゾンオーナーにとって、駐輪場の賃料収入以上の資産価値を創出することが見込める。