2023年01月04日 15:35

ホテルニューオータニでは、世界的な食糧の安定供給や、環境負荷低減へのソリューションとして、植物性代替食品を使用したメニュー開発に取り組み、館内直営レストランにて提供している。

2050年、世界人口は96億人に達し深刻な食糧不足が懸念されている。日々変化する世界情勢を背景に、原材料費の高騰も進んでおり、環境負荷を最低限に、効率的な食糧供給を目指し、世界中で代替食品の研究開発が進んでいる。同ホテルでは1999年5月に館内にコンプストプラントを導入し、1日約5トンの生ゴミを有機堆肥に変え再利用することで食品ロス実質ゼロを実現。「SDGs」という言葉が普及する以前から「食のSDGs」、つまり美味しく環境にもやさしく、健康的なメニュー開発に取り組んできた。

現在、館内直営レストランでは、植物性食品を使用した多彩なサステナブルメニューを提供している。ホテル最上階に位置するビュッフェダイニング「タワーレストラン」では、トリッパと呼ばれる牛の胃袋の代わりに、「プライムソイミート」を使用。これは、肉の様な繊維感や噛み応えと口どけの両方を実現した新タイプの大豆ミート。「大豆ミートのトリッパ風 トマト煮込み」など、大豆・豆乳製品を使用したメニューを多数提供している。

そのほか、通常は廃棄される部分も含め、黄えんどう豆を100%使用した「ゼンブヌードル」なども採用した。ホテルニューオータニのSDGsの取り組みについてはこちら