2022年12月14日 12:57

キング通信工業は、シルエット動画で動きを見守り、介護施設や医療機関で働く職員の負担を軽減する介護ロボット、シルエット見守りセンサ「WOS-321」に新機能を追加した。

同社は、1月、シルエット見守りセンサ「WOS-321」を発売した。シルエット見守りセンサは、シルエット動画を利用したベッドからの移動を見守るシステムだ。入居者・入院患者の転倒や徘徊を未然に防ぐ。今回、利用する職員の要望の中から、3つの解決策「転倒検知機能」「ベッド追従設定」「離床検知の方向指定」を実装した。

「転倒検知機能」では、シルエット見守りセンサの検知範囲を、ベッドだけでなく床面まで拡げることが可能。入居者・入院患者がベッド近くの床に転がり動けなくなっている状態を検知し、スマートフォン・タブレットにリアルタイムで「転倒検知」として知らせる。また、今までのシルエット見守りセンサは、職員が入居者・入院患者のベッドを移動して元の位置に戻した場合、センサ側の見守りエリアを再設定する必要があり、見守りを再開するまでに時間がかかっていた。「ベッド追従設定」を有効にすると、ベッドの位置がずれる・ベッドの高さを変更した場合でも、シルエット見守りセンサがベッドを見つけ、見守りエリアの位置や高さを調整する。さらに、今までは、ベッドの横にあるカーテンが風によって揺れる、見守り対象者以外の人が見守りエリア付近を通過した場合、見守り対象者の「離床」として検出される時があった。「離床検知の方向指定」を設定し、離床を検知する方向を制限することで誤検知の要因を削減できる。

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