2022年12月08日 12:49

North Hand(ノースハンド)は、介護施設内で最も多い事故を検知し、予防につなげる新サービス「N-SYSTEM-ai(エヌ・システム・アイ)」を、12月10日より提供開始する。

「N-SYSTEM-ai」は同社の介護記録システム「N-SYSTEM-Care」と、Voxela社が開発したAI画像解析技術による事故検知・防止サービス「Voxela VCare(VCare)」を連携。それにより、事故状況の迅速な確認・対応と正確な情報の検証を可能にした。

介護施設内で最も多い事故は、転倒・転落・滑落で全体の65.6%を占めている。介護職員の人員不足が叫ばれる中、業界では事故そのものをどのように減らしていくかが大きな課題となっている。「VCare」を搭載したカメラが転倒を検知すると、自動で「N-SYSTEM-Care」へ通知が届く。介護スタッフは、「N-SYSTEM-Care」に連携したパソコンやスマホで転倒時の映像を即座に確認し、対応することができる。

転倒の予防は身体的・環境的な要因を多角的に評価して検証することで実現でき、そのためには実際の転倒の状況を正確に関係者へ伝えることが不可欠。そこで、事故を自動検知するAI画像解析システム「VCare」の情報を、介護記録システムに取り込む「N-SYSTEM-ai」を開発。職員の負担を軽減しながら事故発生状況を即時に検証することで、事故の予防につなげることを目指した。