2022年12月02日 09:57

日本ケアリフトサービスは、介護現場の腰痛リスクを見える化するサービス「サーベイパック」を2023年1月より発売する。

近い将来ピークを迎える超高齢社会とともに介護現場の若手・人材不足が問題となっている今、介護施設では人材確保と定着が大きな課題となっている。一方、腰痛が原因となり介護職員が離職を余儀なくされるケースが多く発生しており、労働環境の改善が社会的な課題となっている。

同社が開発した腰痛リスク計測 & 見える化アプリ「Malpos Major(マルポスメジャー)」は、専用デバイスをコルセット型のベルトに入れ、介護職員の勤務時間中に腰に装着してもらい計測を行う。計測後のデータはクラウドで管理され、専用アプリで腰痛が発生する可能性が高い介助の時間帯や頻度を表示することが可能だ。2つめの見える化サービス、デジタルアンケートツールでは、介助時に事故やケガのリスクが高いエリアを明らかにすることができる。この2つの見える化ツールによる「サーベイパック」は、各2回の計測で1セットのサービスとなる。1回目の計測では現状把握と課題抽出を行い、2回目の計測では改善がどれくらい進んだのか効果検証を行うことを目的としている。また、同サービスに含まれる「労働生産性コスト試算表」では、施設内の労働環境の改善が進むことで、どれくらい生産性が向上しているのかをコスト試算することができ、マネジメントの観点から効果検証することができる。

価格は20万円(税別)~。発売は2023年1月。

日本ケアリフトサービス