2022年12月01日 11:50

京都アンプリチュードは、日本の伝統的な素材、技術、意匠を用いて、建築・インテリア素材・商品を提案する本社ショールーム兼ギャラリーを、12月9日にオープンする。

同社は、2022年7月、京都中央信用金庫が100%出資して設立した地域商社。伝統的、革新的技術から生まれた素材や意匠を、空間を引き立てるマテリアルや洗練されたプロダクトにリデザイン。新しい価値をもった素材や商品として京都から世界に届けるソーシャルビジネスとして展開する。このたびオープンするショールームには、あらゆる伝統的な素材・技術を用いた建築・インテリア素材のサンプルなどを「WAZAI」としてコレクションしている。

新しくもストーリーを持つ素材として、ホテルや店舗、住宅向けの建築に提案。希望のイメージなどを聞いたうえで、素材や技術を持つものづくり企業や職人を選定し、商品の企画・製造を進める。また、それらの空間に合うプロダクトや工芸アートなど、手に取れる商品も展示・販売しているので、一般の人々にも見てもらうことができ、その場で購入も可能。

日本では、古来より自然が提供してくれる美しい素材を加工し、その特徴を生かして、日々の生活に必要な数々の道具や工芸品を産み出してきた。しかしながら、これら伝統技術は近代の生活様式の大きな変化によって日々失われようとしている。同社はこうした貴重な資源に、現代のライフスタイルに合った機能性や新しいデザインを付加することで、その価値を増幅させ、世界に訴求していく。