2022年11月28日 15:30

衛星データ解析システムの開発を手がけるスペースシフトは、リクルート協賛のもと、SAR衛星データを用いたAI開発とそれを利用した事業提案コンペを開催する。

スペースシフトは、地球観測衛星のうち、特に合成開口レーダー(SAR)衛星から得られるデータを、AIによって自動解析する技術を開発している。専門家でも判読が難しいとされるSAR衛星のデータを、スペースシフトが開発するAIによって解析することで、これまで人の目では認知できなかった地球の様子を捉えることが可能になる。そして同社では、今後より一層拡大していく衛星データ利活用の時代に向け、人材の育成や産業の拡大を目的とした様々な企画を行っていくことになった。

一方、リクルートでも、地方創生を目的とした農業支援活動に取り組んでおり、また既存のサービスをより便利なものにしていくために、様々なデータの利活用を進めている。こういった背景も踏まえ、今回はリクルートの協賛のもと、農作物の育成状況を人工衛星データを使って推定するAIの開発コンペを開催する。

テーマは「キャベツ畑のSAR衛星データから、植物の植生指数であるNDVIを推論してみよう」。賞金は、最優秀賞20万円、リクルート賞10万円など。詳しくはこちら。なお、本コンペティションの詳細説明を含む開催発表会はスペースシフトのYouTubeにて配信され、誰でも視聴が可能。配信はこちら