2022年11月25日 16:12

株式会社「yuni」は、寝具の引き取りと再生素材化を行うサービス「susteb」及び再生素材を使用したブランド群の開発・提供を行っている。この度、11月15日に開催された「ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会2022」にて優勝。さらに11月18日に行われた「StartupGo!Go! The Pitch 2022」でも優勝。サービス開始以降、出場した4つのピッチコンテスト全てで優勝となった。

寝具は年間1億枚廃棄されており、リサイクル率は2%。ほぼ全てが焼却処分され、灰と二酸化炭素に変わってしまっている。この課題を解決するために、同社は「寝具等の綿・羽毛・ウレタン・ブレス製品のお引き取りと再生素材化」を行うサービスsustebを、2021年9月にリリースした。

自治体、法人、家庭から寝具の引き取りを開始し、特に自治体に強いニーズを発見し、引き取り枚数月間1.5万枚を達成。代表の経歴を活かした、オートメーション化されたマテリアルリサイクルプロセスにより、素材価格は従来より40%ダウン、再生率は90%以上を実現。再生した素材は再生素材として販売するほか、他社とのコラボ製品や自社ブランドとして再び世に出ていく。

ビジネスモデルの肝は、「引き取り時に受け取る金額で再生コストをペイすることができる」点で、これにより、引き取りで利益を出すことが可能に。さらに仕入れた再生素材の販売によって追加で利益を出すことができる。世界の廃棄市場150兆円に切り込むサービスは、GXや脱炭素の文脈だけではなく、ビジネスモデルとしても高く評価されている。