2022年11月24日 13:02
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鍵盤ハーモニカ「メロディオン」を製造する鈴木楽器製作所は、かねてより探していた、メロディオン初号機「スーパー34」の発見に至ったことを明らかにした。

「スーパー34」は、同社鍵盤ハーモニカ「メロディオン」初号機であり、同社が教育楽器メーカーとして成長するきっかけとなった記念となるモデルだが、同社での保管品がなかった。2023年に創立70周年を迎えるにあたり、その節目の年に「スーパー34」を展示・保管したいと考え、2022年7月より、譲ってもらえる人を探していた。今回の発見は、同社の子会社である「ユニバース精機」の社員が、同社がスーパー34を探していることをインターネットニュースで知り、同社の社内を確認したことによるという。

このスーパー34は、同社で働いていた元社員Kさん(現在74歳、2008年に60歳で退職)が、自宅にあったものを20年程前に同社へ持ち込み、保管されていたもの。Kさんは1964年、16歳で鈴木楽器に入社し木工部門に配属され、実際にスーパー34の本体に使われていた木製部品を加工していた。この作業を2年程行ったが、以降他モデルへと切り替わったとの証言から、スーパー34は1961年に誕生し、5年間ほど製造されていたことも新たに分かった。

みつかったスーパー34はマウスピースの一部が無く、出ない音もあるが、楽器もケースもきれいな状態。70周年を迎える2023年に、同社1階にて展示を予定。管理体制を整え、厳重に保管していくとしている。