2022年11月24日 09:48

東急は、駅を利用する人々の利便性向上・キャッシュレス化の推進を目指し、東急線8駅(渋谷、自由が丘、宮前平、鷺沼、あざみ野、江田、市が尾、青葉台)において、11月24日からマルチ決済端末搭載のコインロッカーを使用開始する。駅施設への本コインロッカー設置は、首都圏の鉄道施設初の取り組みとなる。

経済産業省では、2025年度までキャッシュレス決済比率を4割、将来的には世界最高水準の80%まで上昇させることを目標に掲げている。2021年度実績ではすでにキャッシュレス決済比率32.5%と日本国内においてもキャッシュレス化が進んでいる状況だ。これまで、東急線の駅施設内に設置しているコインロッカーの決済方法は、現金または交通系ICのみ対応していたが、本コインロッカーを設置することで、外国人観光客をはじめ、より多くの人々が利用しやすい設備に更新していく。

本コインロッカーは、アルファロッカーシステムのターミナルコインロッカー「AISシリーズ」にエム・ピー・ソリューションが提供する新型マルチ決済端末「IM10」を取り付けるもの。利用可能な決済方法は「電子マネー(交通系IC・WAON・nanaco・楽天Edy・iD・QUICPay)」「非接触ICクレジット(VISA・Mastercard・JCB・AMERICAN EXPRESS・Diners Club・DISCOVER)」「二次元コード(d払い・PayPay・楽天Pay・auPAY・Alipay)」となる。

2022年度中に新綱島駅(2023年3月開業予定)・奥沢駅への導入を予定している。