2022年11月22日 09:48

エッチ・ケー・エスは、送迎バスの乗降時の所在確認や置き去りを防ぐことを目的として、車載用IoTデバイスを活用した「HKS 送迎バス安心見守り装置サービスMAMORU(仮名)とHBAS-DR1 ROKUGA(仮名)」を開発し、11月21日より静岡県内の幼稚園にて実証実験を開始した。

「HKS 送迎バス安心見守り装置サービス MAMORU(仮名)」は、送迎終了時に「車内最後部に設置したスイッチを押す」ひと手間で、人による目視確認と車内に設置した人感センサの両方にて所在確認を行ない、置き去りを防止する装置。目視確認後、確認スイッチを押すと人感センサが作動。施錠後(ドアが閉まる)に万が一、人が残っていた場合はセンサが検知し、クラクションがなるとともにハザードランプが点滅し、周囲に知らせる。また、このような緊急事態時には、メールで知らせる事もできる。「HKS 送迎バス安心見守り装置サービスHBAS-DR1 ROKUGA(仮名)」は、同社商品の360°通信型ドライブレコーダーを、送迎バス向けにカスタマイズしたモデルで、ドアが開閉する度に、乗降状態を録画しクラウドに送信。現時点や過去の乗降を、クラウド上で確認することができる。

MAMORUとROKUGAの両方の装置を設置することで、運転者だけで無く、運行管理者にも瞬時に状況が分るシステムを構成する事ができる。実証実験の期間は3カ月で、現場や人々の意見を商品にフィードバックさせることを目的としている。

エッチ・ケー・エス