2022年11月21日 19:54

文京区内の就学援助世帯など、経済的に困窮する子育て世帯へ2ヶ月に1回定期的に食品を届ける「文京区こども宅食」では、利用世帯の子ども1人ずつへの支援として、初めて「図書カード1000円分」を約960人の子どもたちへ届ける。

「こども宅食」は、経済的に困窮する子育て世帯へ、企業等から提供された食品等を配送している。配送をきっかけに子どもとその家庭を必要な支援につなげ、地域や社会からの孤立を防いでいく、新しい福祉の取り組みとなる。文京区が先駆けとなり、全国に広がりを見せている。

コロナ禍がおさまらない中、度重なる生活必需品の値上げ等により、子育て世帯は経済的に大きな打撃を受けている。このため、文京区子ども宅食プロジェクトでは、宅食利用世帯に対し、より充実した支援を行うためには、子どもの人数や年代を考慮した支援を実現することが課題と考え、コンソーシアムで支援策を検討している。この課題の取り組みの第一歩として、18歳以下の子どもの人数を申告することで、対象世帯の子どもに1人あたり1000円分の図書カードを届ける。

利用家庭と継続的に繋がっており、官民が協働してダイレクトな支援を行える文京区こども宅食は、継続的な支援のほか、有事の際にも有効な支援となりえる。これからも、各家庭への出来る限りの支援を行っていく。

配送は11月実施。子ども1人につき図書カード1000円分。配送数は、利用世帯の子ども約960人となる。