2022年10月31日 12:41

デジタルメディア研究所は、10月31日、第1回「AIのべりすと文学賞」受賞者を決定した。

「AI のべりすと alpha2.0」は、世界で120万ダウンロードを記録した音楽ゲームアプリ「ToneSphere」を開発したクリエイターSta(すた)さんが、Google TRCの協力のもと2021年秋にリリースした日本最大級の物語生成AIジェネレーターだ。

今回、第1回「AIのべりすと文学賞」の最優秀作品は、高島雄哉さんによる「798ゴーストオークション」に決定した。高島さんには賞金50万円と「AIのべりすと」プラチナ会員権12カ月分が贈られる。作家としての経歴を持つ高島さんの作品は、基本的な文章力を土台にAI技術による文書生成システムを見事に使いこなしており、これからの時代の新しい文学の可能性の扉を開けるものとなった。また各賞には小説のほかに短歌も選出されており、AIによる創作の新たな可能性を感じさせる。これらの作品は「AIのべりすと文学賞 作品集」として書籍化を予定している。

今回の文学賞には、10代から70代の幅広い世代から389作品の応募があった。反響を受け、現在、第2回「AIのべりすと文学賞」の開催を計画中だ。募集期間中にも「AIのべりすと」は進化を続けており、10月現在で、史上最大の73億/200億パラメータ&総1.5テラバイトのコスからフルスクラッチで訓練した小説AIとなった。登録ユーザーも30万人を超えている。また画像生成AI「TrinArt」のサービスも始まっており、近い将来、より多くのクリエイターを支援する機会として発展する可能性を秘めている。

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