2022年10月31日 12:19
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富士工業(FUJIOH)の特殊金属加工スペシャリストチーム「Demold」の金属薄板で作成された「網代」が、JR尾張一宮駅構内「アスティ一宮」の壁面パネルに採用された。

FUJIOHは、2014年から社内の金属プレス・金型製作の特級技能士である佐藤栄作さんを中心に、顧客のイメージを具現化するスペシャリストチーム「栄作工房」を立ち上げた。2020年7月、「栄作工房」は「Demold」へリブランド。新しいブランドのもと、社会に新しい価値を提案・提供している。

このたび採用された「網代」は、プレスした金属のピースを90°回転して組み上げることで、細長い板を編み込んだような立体的な網代模様を表現。組み上げられた網代模様は、金属製にもかかわらず、織物の柔らかさが感じられる。また、150mmピッチでピースを増減することができ、取り付けたい部分の面積に合わせ柔軟に対応することが可能。今回は大壁面の現場で取り付けしやすいように、今年3月に発売したモデルを一部アレンジした。

「網代」が採用された背景には、Demoldの実績である「JR熊本駅」のなまこ壁を見た、名古屋ステーション開発からの声かけがあったという。布の縦糸と横糸を表現する「網代」は、歴史ある繊維の街として有名な一宮市の玄関口である尾張一宮駅の、重要なモチーフになると採用に至った。日本の伝統的な工芸品や織物特有の繊細さ、柔らかさを金属で表現することができるDemold独自の技術だからこそ、様々な場所やシーンに合わせ、提案できた例となる。