2022年10月27日 09:53

凸版印刷は、障がい者によるアート作品の付加価値化で自立支援を目指す「可能性アートプロジェクト」の取り組みにより、企業メセナ協議会主催の「メセナアワード2022」において、最も優れた活動に贈られるメセナ大賞を受賞した。

「メセナアワード」は、企業メセナ協議会によって、企業によるメセナの充実と社会からの関心を高めることを目的に、1991年に創設された。日本国内に所在する企業や企業財団、またそれらの連合体を対象に、有識者による選考の上、特に優れたメセナ(芸術文化振興による豊かな社会創造)活動を表彰している。本年は、166件の対象案件の中から、大賞1件、優秀賞5件が選出された。

凸版印刷は、「障がい者の自立支援」、「企業の事業活動」と「人財開発」を組み合わせた独自の試みとして2018年より「可能性アートプロジェクト」を推進している。凸版印刷の高精細な画像データ処理技術を活用し、障がいをもつアーティストの作品を付加価値化することを通して、社会的課題解決(障がい者の自立)と経済的事業活動が両立するビジネスモデルを構築することを目指している。今回、プロジェクトにおいて新しい持続可能な仕組みを創出し、社会課題解決と経済活動の両立に貢献している点や、社員が新たなビジネスモデルに参画することで人財育成につなげている点などが評価され、受賞の運びとなった。

「メセナアワード」公式サイト