2022年10月24日 15:00

日本文芸社は、「色鉛筆で描く、いちばん美しい風景画(著:弥永和千)」を、10月27日より全国の書店・オンライン書店等で発売する。本書では、小さな作品向きと思われがちな色鉛筆で、幻想的な月や星空、オーロラ、不思議な雪明かりや霧を表現している。おさめられているのは、色鉛筆の発色のよさ、つかいやすさ、手軽さはそのまま、トライしやすい作品ばかり。
表現の秘密は、グラデーションだという。美しくうつろう色は、それだけでひとつの作品になりそうなほど。このようなあざやかな、あるいは重厚な色彩を表現するには、実はテクニックがある。自由にグラデーションをあやつるには。さらに、それぞれのグラデーションでつかう色鉛筆もていねいに紹介する。
グラデーションを生かせば、大きな作品も実現することが可能。作品はすべて下絵なしで、下描きをせずに描きはじめられる。色を塗るのは好きだが下描きは苦手、という人も挑戦しやすい作品がそろった。定価2200円(税込)。
著者の弥永和千(やえ・かずゆき)さんは、1976年生まれ、福岡県出身。グラフィックデザイン業を経て、2013年10月より林亮太さんに師事し、色鉛筆画を描きはじめ、2015年10月、色鉛筆画家として独立。色鉛筆だけによる絵画作品の制作・展示活動と、気軽に絵を描くことが楽しめる画材として色鉛筆を広めるべく、教室やイベントなどを各地で開催している。