2022年10月19日 12:04

環境配慮型素材開発ベンチャーのカミーノは、京都女子大学E校舎のカフェテリアで使用するリユースカップとして「PAPLUS(パプラス)(R)テクスチャーカップ」を提供。9月20日より使用が開始された。

石油由来プラスチックに代わる新たな素材を作りたい。そんな想いからPAPLUS(R)は生まれた。PAPLUS(R)の原料は、紙とトウモロコシのデンプンを発酵して得られる乳酸からできる生分解性プラスチック「PLA(ポリ乳酸)」が主成分。コンポストや土の中で水と二酸化炭素に分解される、地球と調和するサステナブルな製品となっている。

この度の取り組みは、環境に配慮したリユースカップを採用するだけではない。カップに環境破壊の影響を受けて悲しんでいる亀のデザインを印刷するアイデアや、カフェテリア内にもキャラクターを使ったSDGs啓発ポスターを貼るなど、学生が関心を引くための様々な工夫がなされている。

一方、カフェテリアでは食器の洗浄に食洗器を使用するとのことで、PAPLUS(R)がどの程度対応できるのかという実験的な側面も、この度の取り組みに含まれる。学生たちが環境に優しい素材を取り扱うことで、配慮すべきことが他にもあると学ぶ良い機会になる。同時に同社としても、今回のフィードバックを現在準備中の業務用食洗機対応グレード開発の参考にしたいとしている。