2022年10月05日 15:59

ピジョンホームプロダクツと凸版印刷は、富士市で行っている富士市SDGsプラットフォームのプロジェクトに「紙製容器リサイクルプロジェクト」として参画し10月より実証実験を開始する。

現状において、牛乳パックや酒用紙パックなどの「紙パック」のリサイクルは周知されているが、液体ソープや洗剤等の「トイレタリー用紙製容器」のリサイクルについては進んでいない。同実証実験では、ピジョンが販売している「赤ちゃんの洗たく用洗剤ピュア」や「ベビー全身泡ソープ」などの使用済みトイレタリー用の紙製容器を富士市内の新たに設置した回収ボックスで回収し、ノートや、絵本などへのアップサイクルを行う。トイレタリー用の紙製容器は、現在牛乳パックと同じリサイクルルートでリサイクルすることはできないが、同実証実験を通じて、これらの紙製容器がアップサイクルできることを生活者に訴求するとともに、リサイクル行動の推進を図る。また、これらの効果は回収協力者へのアンケートを通じて検証する。また実証実験とあわせて、環境教育やアップサイクルされた製品の配布といったリサイクルの啓蒙活動を実施することで、生活者のリサイクル意識の向上を図る。

同プロジェクトにおける2社の役割は、ピジョンホームプロダクツ:環境教育の実施、容器回収など、凸版印刷:容器製造、環境教育サポート、再商品化など。10月に回収ボックスを設置し回収を開始、2023年6月にノートや絵本などへの再商品化を完了、2023年8月に生活者への還元を始める。

凸版印刷