2022年09月22日 15:18

大阪府住宅供給公社は、老朽化が進む金岡東・金岡東B団地(堺市北区、1965年築)の建替えにかかる事業提案競技を実施。公募による事業提案競技を行った結果、「大鉄工業」の提案を、最優秀作品として選定した。今後は、2025年秋頃の建物完成をめざし、工事に着手していく。

建替後住宅の特長は、ZEH-M Oriented認証取得と再生可能エネルギーや再生産可能な木材を活用し、環境に配慮している点。「再生可能エネルギー等を導入することにより、年間の一次エネルギー消費量を基準値から20%以上削減」という基準をクリア。また太陽光発電パネルと蓄電池を設置し、通常時及び災害時にも集会所や共用部の照明などの電力供給を行うことで省エネ化。共用部には再利用・再使用・再生産可能として、農林水産省が推奨する資源である木材を積極的に使用する。

遊具があり、隣接する緑道からもアクセスしやすい広場は、周辺の効果的な位置にベンチを多数配置しており、子どもやペットを見守りやすく、地域住民の自然な交流を生み出す。また、広場に併設の入居者用ドッグランは、起伏や曲線の形状によって、ペットも楽しめるように工夫が施されている。

さらに、集会所を中心として、地域に開かれた防災拠点エリアを設定し、防災倉庫やかまどベンチ等の防災設備を備える。集会所は、用途に合わせて活用できるように部屋を複数作り、地域のコミュニティ活動に貢献する。詳しくはこちら