2022年09月16日 16:28

スープストックトーキョーは、9月19日より、もったいない食材や未利用魚を使ったスープを販売する。9月は、新商品の「赤いリボリータ」、定番の「オマール海老のビスク」、規格外の梨や無花果など、もったいない食材を活用した商品が登場する。
Soup Stock Tokyoのスープの相棒「全粒粉パン」はその日の気温や湿度で状態が変わり、いびつでどうしても販売できないパンが生まれてしまうことがある。その全粒粉パンを、野菜と煮込むイタリアの家庭料理「リボリータ」に。素材の旨味を存分に引き出した、ぽってりとした食感が特徴の食べるスープとなっている。
また一番人気のスープ「オマール海老のビスク」の濃厚なだしは、オマール海老の産地カナダでは料理に使わない頭の部分を使用。さらに、表面に斑点や変色があり、流通にのることができず破棄されてしまう梨を使った「梨のラッサム」も、昨年に引き続き登場する。店舗で皮を剥き、傷んだ部分を取り除き、ひと手間かけて調理した梨を、酸味とスパイスが特徴の南インドのトマトスープ「ラッサム」にした。
さらに、完熟した無花果は果皮が薄く、日持ちがしないため、小さな傷や過熟によって出荷できないものが生まれる。そんな無花果をジャムのように煮込んでオリジナルのチャツネを作り、甘辛いキーマカレーを作った。10月は、未利用魚やすじ青のりを使用したメニューも登場。未来につながるアクションを、生産者や企業と協力しながら行っていく。