パーソルプロセス&テクノロジー(パーソルP&T)は、福岡県にて「拠点フリー採用プロジェクト」の実証実験を8月21日より開始した。
パーソルP&Tは、2021年7月に内閣府が推進する「地方創生テレワーク」運動の一環として内閣官房まち・ひと・しごと創生本部と地方創生テレワーク推進に関する包括連携協定を締結した。都市部の企業に勤務する人々が地方でもはたらける環境づくりをするなど、多様なはたらき方の支援に取り組んでいる。地方創生における課題に対して、各地で様々な取り組みが行われているものの、都市部への人口集中や少子高齢化、労働人口の流出によって、地方では慢性的な過疎化が進んでいる。地方創生が進まない理由として「職種が限られておりやりたい仕事がない」「賃金が低い」「地方の魅力を知らない」などがあげられる。この課題を解決するための一歩として、同社は同プロジェクトを実施することにした。
同プロジェクトでは、現地でのインターンシップや採用活動を通じ、実施期間中に採用を目指す。また、ワーケーション施設SALTを拠点に同社のコンサルティング部門の管理職を含む社員が、約4週間のワーケーションを行い、普段勤務している東京本社から離れた環境における社員の業務生産性も検証。さらに、九州大学をはじめとする福岡の大学に通う学生や地元企業との交流により、九州発新規ビジネスの創出を目指す。同実証実験を通して得るワーケーションによる業務生産性の検証、拠点フリー採用やビジネス創出の成果は、今後様々な地域や企業との取り組みに展開していく予定だ。
期間は8月21日~9月16日。