2022年08月17日 12:49

うるるが運営する入札情報速報サービス「NJSS(エヌジェス)」は、8月17日に「入札リサーチセンター」を設立した。

官公庁の入札マーケットは年々成長を続けており、今後も安定的な推移が見込まれるマーケットだ。しかし「入札」といっても業界によっては認知が低く、同社の調査によると入札マーケットに参入経験を持つ企業は約40万社にとどまり、日本全国の企業数367万社に対して参入率が約11%と、今後も参入の余地が見込まれる。2008年から入札情報を提供してきた「NJSS」は、「入札マーケットに参入するきっかけを生み出す」ことを使命とし、今回リサーチセンターを設立。入札マーケットの変化の兆しや傾向を分析して伝えることで、企業の入札市場への参入を後押しし、入札が企業活動の一つの柱となるよう伴走していく。

入札案件を公表する官公庁、地方自治体等は全国に8000以上ある。その各機関から公表される入札情報はいつ、どういった案件が公表されるのかわからない。「入札リサーチセンター」では、それをシステムだけでなく、人のチェックも加えることで、速く、精度の高い情報を集める。また、入札情報は年間150万件以上あり、機関ごとに公表するフォーマットが異なるため、その違いを適切に把握することは非常に困難。リサーチセンターは、10年以上に及ぶ事業運営の知見と経験から内容を分類し、分析する。さらに、入札マーケットの動向を、定期的にレポートとして発信。膨大なデータベースをもとに、入札マーケットの魅力を伝えていく。

入札リサーチセンター