2022年08月16日 20:11

令和4年度より、徳島県立国府支援学校では、「ふらっとKOKUFU」の職員から指導を受け、野菜の栽培や袋詰め等の作業に取り組む「農業実習」を行っている。これは、障がい者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組み「農福連携」の一環として実施しているもの。障がい者等の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性もある。

農福連携を推進する際の課題として販売先確保があり、令和4年6月1日に開催したスーパーでの販売イベントを発展させ、7月29日よりスーパーでの常設販売を開始した。なお6月1日当日、マルナカ石井店で開催の地域連携イベントは大繁盛となった。今後も農福・教福連携事業、利用者工賃アップと地域共生社会の実現を目指し、様々な取組みを行っていく。

ふらっとKOKUFUワーク&デイラクリエは、就労継続支援B型事業所を含む多機能型事業所を令和3年9月に開所した。就労困難な状況にある障がいのある人々が、協働農業による教福連携、農業を通して、自分の強みを活かして地域農業へ参加。また、支援学校生徒の協働農業による教福連携、農家の担い手不足や自社栽培した野菜をフル活用し、6次化・販売による地産地消等の取組みを行っている。